マクロ撮影とは?
マクロ撮影とは、接写することで被写体を実物よりも大きく見せることを言います。特に昆虫や植物の一部をクローズアップして記録したりすることができます。
Instagramなどでもマクロ撮影の素晴らしい写真を見かけます。「かっこいいな。自分もあんな写真撮ってみたいなあ」とは思うものの、現実はそんなに簡単ではありません。それらはハイスペックな一眼レフカメラにマクロレンズを取り付け、フラッシュやディフーザーなど専門的な道具を使っている上に、かなりの撮影技術が必要になります。
機材を購入するお金があっても、腕がなければ同じような写真を撮ることはまずできません。つまり素人には無理だなというのが実際に試した僕の印象です。
僕も樹木医という仕事柄、一眼レフカメラやマクロレンズを使って植物の撮影をすることにはある程度慣れているつもりでしたが、顕微鏡レベルの高倍率の拡大撮影は比べ物にならない難しさです。
せっかく高価なレンズを買っても、使いこなせなくてレンズ庫に眠ったままというう人も多いのではないかと思います。
お手軽なスマホ用マクロレンズ
そんな僕がおススメしたいのがこちらのスマホ用マクロレンズです。
このページの写真はもちろん、僕が普段SNSであげているマクロの写真や動画は、すべてiPhone11にこのレンズを装着するだけで撮影しています。
似たようなクリップオンのレンズはたくさんあるのですが(実際にたくさん使ってみたのですが)、これがダントツで使いやすいです。使い方が簡単なうえに、綺麗な写真がほとんどスマホ任せで撮れます。
顕微鏡クラスの拡大倍率を得られるスマホレンズとしては、僕が使った中で間違いなく一番でした。
おそらく本体に挟めればほとんどのスマホで使えるだろうと思います。
スマホ用マクロレンズの使い方
レンズの周りの部分はLEDライトです。USBtype-Cで充電して使います。
僕はiPhoneのレンズに保護カバーをつけているので、本来の焦点距離とは若干異なっているはずです。そのままだと少しケラレ(画面の端が黒く隠れる現象)が生じますが、2倍-5倍にズームして使うとそれもなくなります。
とにかくスマホを挟んでシャッターボタンを押すだけという超簡単な使い方と、手ごろな値段、そして本格的に使えるというところがおススメの理由です。
遠くから見ているだけだと何の変哲もない昆虫でも、思わぬ美しさが現れることも。
普段見ている景色がまるで変わって見えてきます。
夏休みの自由研究や課外学習にも
子どもたちの反応もすごく良いので、体験学習などにも使えます。学校の先生方の教材としても強くお勧めしたい商品です。普段親が使っていて身近な存在であるスマホが、少し道具を足すだけでこんなにも不思議な世界に導いてくれるというのは、子どもたちにとって刺激になるのでしょう。
夏休みの自由研究にもおすすめします。虫眼鏡だけではじっくり観察できない生物でも、スマホで撮影して拡大写真としてその瞬間を切り取ることによって、詳しく調べることができます。
小学校の校庭や公園などで一人怪しく撮影会をしていると、気づくと子どもたちに取り囲まれてしまいます。
このレンズを使って、みなさんもお手軽なスマホでマクロ撮影を試してみませんか?
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