iPhoneにもともと入っている「写真」アプリから、簡単に生物の名前を調べることができる機能が最近追加されたようです。SNSで取り上げたら、やっぱりごく最近追加された機能のようで、みんな知らなかったので、使い方を簡単に解説してみます。
実用性はこれからといった感じですが、この手軽さは素晴らしいと思いますし、これから進歩していくように期待を込めて紹介したいと思います。
ゴールデンウイークの連休中に何をしようか決まっていないという方は、この機能を使って自然観察などしてみてはいかがでしょうか?
生き物の名前を知りたい!
綺麗な花や虫や花を見つけたとき、その名前を知りたいなと思ったことありませんか?
名前さえわかれば、図鑑やネット検索でさらに詳しい情報を調べることができますが、見た目から名前を調べるのは意外と難しいですね。その手助けをiPhoneがしてくれます。
「抹茶みたいな綺麗な蛾の名前は?」とグーグルさんに聞いてみてもよいかもしれませんが、うまい言葉や表現が見つからないことも多いですね。まずは写真を撮ります。
写真を撮る
iPhoneにもともと入っている「写真」アプリを開き、目的の写真を選択します。
写真の下に表示される情報を表示するアイコンをタップします。
てんとう虫マークをタップ
すると写っている虫にてんとう虫のマークが。今まではこんなの無かったですね。
これをタップします。
画面真ん中あたりに表示されている 調べる-虫> ということろでも大丈夫です。
勝手に似た生物の候補が表示される
似たような蛾もたくさんいるみたいですね。世界は広い。
下から引っ張ってみると、いくつかの画像が候補として挙げられています。
これかな?と思うものをさらにタップ。
このまま紹介されたページをタップしていくだけで、ウィキペディアのページまで導いてくれました。
「なるほど!ウンモンスズメというのか!」と、ここまでのあいだ一度も文字を入力することなく名前までたどり着きました。なんて便利なんでしょう!
名前さえ分かれば、生態や特徴などの詳細を調べるのはグッと簡単になりますよね。たくさんの人が生き物に対して興味を持ってもらえるきっかけになりそうです。
この機能は植物でも使えます。(植物が認識されるときは葉っぱのマークが出てきます。)ただ写真や対象の生物によってうまく認識されなかったり、正確な候補があがらない場合もあります。
他にもiPhoneには生物を検索するためのアプリがたくさんあります。僕は無料のアプリしか試したことはありませんが、ほとんど使い物にならなかったので結局すべて削除してしまいました。それに対して純正のアプリでこれだけ手軽に使えるのはすごいことだと思います。実用性はまだ改善の余地がありますが、多くの人が利用することで紐づけが正確になり、自然と機能は良くなるでしょう。今後に大きく期待が持てます。
皆さんもこの機能をうまく使って自然観察を楽しんでみてください。
あがらの桜をまもるんや!
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