本日は地域の商工会と税務署が主催するインボイスの説明会に行ってきました。
インボイスとは、日本語では適確請求書という名称で、産廃でいうところのマニュフェストに近い存在でしょうか?
簡単に言うと、取りこぼしている消費税の網目を狭めるための制度ですね。
恐らく建築関係の一人親方は、かなり影響を受けるだろうと想像できます。税務関係に強くない昔の仲間に教えてあげたほうがよさそうです。
事前に税務署の登録を受けないと、元受けから取引を切られる可能性があると言って良いと思います。そして登録を受けるには、売上金額に関わらず消費税の課税事業者となる必要があります。
制度の適用は令和5年10月1日からですが、それに間に合わせるための申請の期限は令和5年3月31日までに申請手続きを行う必要があるそうです。
自分のところはどうせ赤字なので、もともと支払い税金はたかが知れている額しかなかったですが、この制度で課税事業者とならざるを得ないと思うと心配事が絶えません。
何より、税務の仕事が(いまでも既にパンク状態ですが)さらに複雑になって、やるべきことに避ける時間が奪われることが苦痛で仕方ありません。
「Everything should be made as simpli as possible, but not simpler.」
「ものごとはできるかぎりシンプルにすべきだ。しかしシンプル過ぎてもいけない。」
とは、天才科学者アインシュタインの言葉として知られています。
「Simplicity is the ultimate sophisticaton.」
「単純であることは究極の洗練だ」
というのがレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉だそうです。
今の日本の税務制度がどうなのかをはかる能力は僕にはありません。しかしできるだけシンプルにしてくれれば、気持ちよく払える人は減るだろうし、悪いことをして払わないようにすることもできないのではないかなあと思ってしまいます。
いずれにしても、樹木医甚兵衛は税理士さんにお願いするお金など当然捻出できないし、ただただ途方に暮れるだけです。
慈善事業をやっているからといって、こちらの支払いを待ってくれる人はどこにもいません。
そんな憂鬱な帰り道でも、夕陽は綺麗でした。
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